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バリ島 旅行記 2010年3月-4月 ＜ページ20＞

4月12日（月） バイクのオイル交換

いつも友人にオートバイを貸りている。
今回は最初にヤマハのミオ Mio というスクーターを貸してくれていたのだが、どうもパワーが足りない。
昨年2009年の旅行記 にも書いていますが、韓国のキムコというメーカーのスクーターが、ミオと比べて燃費は悪いもののパワーがある。友人に無理を言って交換してもらった。 （ ムリにと言うことでもないようだった キムコが好きなのか、と笑っていた ）

傷だらけで少し古くなってしまったキムコ。
知らない人が見たら 「 汚い日本人が汚いキムコに乗ってるなー、安いの借りたんだなー 」 と思われているのかもしれないけれど、バイクは走ればいいしね。燃費は悪いけどパワーがあって追い越しも楽々。気にしないで乗っています。

キムコに変えてもらって3日目くらいかな？
スピードメーターのところにオイルマークの警告灯があって （ 確か借りた時は黄色だったと思う ） ふと見ると赤色になっている。
赤．．．ねえ。放っておこうかとも思ったが、赤といえば重要警告だよね。一般的に。
ちょうどアパートの駐車場で、近くにオーナーの息子か親戚だと思うけど、いつも挨拶もしているバリニーズが （ 彼はバイク好きらしく スクーターやら何やら数台のバイクを持っているようだ 見るたびにバイクが違っている ） たまたまいたので尋ねてみることにする。

これは、オイルを、交換、する、サインか？
日本語はもちろん話せないので、つたない英語で何とか努力して尋ねると
そうだ．．．と言う。
それでは、いつ、変えれば、いいのか？ 今すぐか？近い将来か？
このあたりから、こいつ何言ってるんだ？という顔になってくるが
Must be change. という返事が返ってきた。
この警告灯は通常グリーンで、黄色になるとそろそろ変えたほうがいいよ、赤なら今すぐ変えなさい、というサインなのだそうだ。
ふーん、と頷いていると、パサール･シンドゥの近くにショップがある。マクドナルドを真っ直ぐ行った所にもショップがあるからオイル交換しなさい、ということだった。
マクドナルド？ワルンKKNの隣か？と尋ねると、なんだ知っているじゃないかと笑顔になって 「 そうワルンKKNの隣 」 と言われる。

やれやれ、また修理か。これは去年の旅行記にも書いてます。
サヌールのマクドナルドの交差点を西、デンパサール方面にしばらく行くとバイクの修理があります。
ワルンKKNという美味しいナシ･チャンプルのお店のお隣。写真の左側にちらりと写っているのがKKN。

さてショップに着いてみると夕方近く閉店間際だったからか、いつもは5人くらい店員がいるのに今は若い男の子一人しかいない。
やれやれ．．．でもオイルの警告灯を見せると、うんうんと頷いている。
さて、これからが本番だな。いくら？と尋ねると 「 ティガ プル ティガ 」 という返事。
これが たまたまと言うか偶然というか日頃の行いというか、数字くらいはインドネシア語で話したいよね、と思って覚えた単語だった。（ 一応だけど指折りながらなら1から10までは知っている 今は11から先を覚えようとしていた ）
プル＝20以降の10桁の数を言う。（ 11から19までは少し別の言い方になる 英語とよく似ている ）
ティガ＝3、 ティガ プル＝30、 ティガ プル ティガ＝33となる。31なら ティガ プル サトゥ。

33,000ルピアかー。少し高いんだなと思ったけれど仕方ない交換してもらうことにする。

共通の友人なら、あいつは修理が必要なバイクを貸すんだよ、と大笑いするかもしれないけれど、まあタダで借りているしね。消耗品の交換だし。

やれやれ無事に交換できたから．．．とホッとして帰る途中。
それまで低速でももたついて、加速する時も一呼吸おいていたエンジンが快調そのもの。当たり前だけどオイルはこまめに変えないとダメですねー。
もしレンタルしたバイクの調子が悪いと感じたらオイル交換も試してみる価値ありですね。
若い時にはオートバイにも乗っていたけれど、今はバイクに乗るのはバリ島だけ。当たり前のことでも忘れてしまうんですねー。