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バリ島 旅行記 2004年1月

1年ぶりのバリです。去年一年は不景気で旅行どころではありませんでした。
今回は1月27日(火)~2月1日(日)4泊6日の旅行です。目的は...向こうの知り合いが「お土産物のショップで格安物件があるのであなたやってみない?」と声をかけてくれたので、まあとりあえず現物を見てみようかなと思い出かけることにしました。なかなか格安で立地良し、でも私達の(日本での)仕事の都合でスケジュール的に今すぐ開店...って訳にはいかないような状況です。今年の秋くらいにできればオープンしたいなと思ってます。(もちろん色々な障害?や不安があるのでクリアできるのならってことですが)
今回の旅行記は第一の目的であったお店のことは書きません。(現在のオーナーさんに迷惑がかかるかもしれないですしね)でも短いながらも色々な事がありました。まあ現在のバリの報告ってことになりますか。


仕事の都合もあり旅行が決まったのが(行けるとわかったのが)出発一週間前。
JALのマイレージで1人分のチケットは手元にあったのですが、もう一人分を考えるとパッケージの方が安くなるのです。JALのPEX(悟空ですね)で安いのは3週間以上前に購入しないとダメだし、ガルーダは(私たちがいつも使う関空では)曜日運行で旅程に合わないし...パッケージを色々探してジャルパックAVAで一人5万9千円ってのに決めました。
一週間前でも買えるPEXは13万円。パッケージなら(一番安いので)ホテルもついて6万円弱。世の中間違ってると思いませんか?携帯電話の機種変更みたいだよね。いつも利用している人に安くする...ってのが商売の基本だと思うのですが、知り合いの旅行会社の人曰く「そうしないとパッケージが売れなくなる」のだそーです。
バリ・マンデラってホテルのパッケージで申し込むと(一週間前だったので再リクエストになり)ホテルが満室で取れないって返事。それじゃあ同じ値段のラマ・ビーチってホテルのヤツで頼むと出発4日前にOKの返事。まあ何とか行けることが決まりました。
このラマ・ビーチってホテル...ネットで検索してもどんなホテルかがよくわからない(情報があまり載っていない)最悪ホテルに着いてからあまりにヒドイようなら向こうでホテルを探す覚悟?で向かいました。でも、良いホテルでした。部屋は広いし清潔だし、ホテルも年数は経ってますが昔ながらのバリっぽさが残ってるって感じですね。そのまま宿泊することにしました。(詳しくはホテルのページに書くことにします)
帰りの飛行機が一緒になった20歳くらいの女の子6人グループ(たぶん卒業旅行かな?)は私達が最初に選んだパッケージのマンデラ宿泊でした。「ホテルどうだった?」って聞いてみると「うーん」って少し重い返事だったので結果良しだったのかもしれません。でもバリ初の若い子達だったから何とも言えませんけどね。


雨季

メールでの問合せで割と多いのは「バリの雨季は大丈夫?」これに対し「ビーチ付近は1時間くらいのスコールでカラッと晴れるから少し雨宿りしていれば大丈夫」と返事を書いていましたが...今回の旅行で4日目の金曜日は一日中雨(正確には昼過ぎから夜まで、午前中はずっと曇り)でした。異常気象の影響かな?今までの経験ではダメなこともあるってことですね。
到着日の火曜日は雷雲の中を飛行機が降りたために大揺れ、空港を出てからは雨は降っていませんでした。水曜日は雨なし(夕方近くから曇り)。木曜はウブドに行ってましたが夕方から雨でクタに帰ってきてからもずっと降ってました。金曜は昼前からずっと雨、土曜は昼くらいに少し降ったかな?
スコールって言うよりは日本の大雨が長く降ってるみたいな感じかな?
写真はクタ・ビーチ。(足が疲れてマッサージのおばさんを探そうとバイクで出かけました)手が届きそうに低い所に暗雲がたちこめてきたら(もちろん風向きも考えて)急いで帰る(または雨宿り場所を探す)準備をしましょう...と偉そうなことを言っていますが、この後急いでホテルに帰っていたらJLレギャンでスコール。急いで止まってカフェに逃げ込みました。ちょっと読みが甘かったね。


選挙

2004年4月にはインドネシアの大統領選挙があります。(まだ日程は決まっていないみたいだけど?)
今年のニュピは3月21日らしいけど、前日のオゴオゴ(大きな人形が街中を練り歩く)は選挙があるので中止だそーです。選挙でも熱くなるお国柄で敵対する党員のイザコザがあるためケンカ防止なのだそうです。1月(だったかな?)ケンカになっちゃって死人まででた事件もありました。
現メガワティ大統領のPDI(赤旗に牛のマークがあるので個人的に赤牛党と呼んでます)と黄色い旗の(名前忘れちゃった)党でケンカしてるんだよね。 バリ島は圧倒的にPDI(赤旗)が多く黄旗は少数派。(ウブドあたりは黄色一色だけどね)死人の出たケンカもどちらかと言えば弱いものイジメだよね。多数派が集団リンチしてるようなものだからね。
この時期に旅行を計画されている方は選挙前は行かれない方が無難です。トラブルというよりも渋滞の方が心配(と言うか鬱陶しい)です。まあ旅程を変更できるならってことですが。もし行かれるなら別のバリの顔をを見る良いチャンスではないかと思います。


バリ島の観光客

「まだ観光客少ないよー」って多くのバリニーズ達は言ってるけど、もうテロ以前の活気?に戻ってきつつあるように思います。
行きの飛行機は8割くらいだったし(帰りは半分だったけど)JLレギャンもベモコーナーから北の一方通行の始点までの1kmくらいは昼過ぎからずーっと大渋滞しています。(ここを通る時はバイクって便利だなーって思いますね)ガドガドやクデタなど人気レストランのサンセット時間は予約無しじゃあ入れないらしいし...オフシーズンだから何とも言えないけれど前回行った時(2002年12月)に比べれば観光客ガンガンいますね。
ホッとする反面、また2ヶ月前くらいから予約しないと行けなくなるのか?ってドキドキしてますが...でもレギャン辺りでは日本人の姿がめっきり減ってますね。一応危険勧告は出たままだし人の集まる所は避けてるのかもしれませんね。
写真はクタのボム地点。犠牲者の名前が入ったモニュメントができていました(道路の東側の所ね)西側の所は更地になってて当分何も建てずにそのままにしておくのだそうです。
(国民性もあるのかもしれませんが)こういう場所で家族でニコニコ記念撮影ってのはどーかなーって思いますね。(ちなみにこの方達は台湾の人でした)日本人がやってたら一言言ってたかもしれない。ニューヨークのグラウンド・ゼロとかでやってませんか?お互い紙一重で巻き込まれちゃうこともあるわけだからね、気をつけたほうが良いと思います。
ついでに言わせてもらいますが(特に台湾の人)とてもウルサイので少しは回りの人達のことも考えて静かにリゾートして下さい。10人以上の団体で行動するから騒々しさが(2人でも騒がしいのに)パワーアップしてることを自覚して下さい。それとディスカウントするのに眉間にシワ寄せて怒鳴るのはやめましょう。(それとどこに行っても値段交渉から入るのはやめましょうFIXEDって書いてあるでしょ?)私たち日本人も気をつけるようにしますから、あなた達もせっかくのリゾート地なんだからお互い楽しくやりましょうよ。
この手の騒々しさがお嫌いな方は、特に(夕方以降の)マディス・ワルン2には行かれない方がいいですね。彼らの溜まり場みたいになってます。きっとガイドブックに載ってるんだろうな。他にも数ヶ所危ない?店を知ってますが、まあ店に着いたら回りを見渡してそれらしき所なら店を変えたほうがいいですね。


アトゥ(アタが正確?)

出発の少し前にテレビでバリ島に住んでアタを作られている日本人ご夫婦の特集をやっていました。もみじ柄とかアタの模様入りっていうのは初めて見たので「おーこれは買いに行かなきゃ」って思ってました。でも、たまたまつけたテレビでやってたので見れたのは後半の数十分だけ...お店の名前やどこにあるかもわかりませんでした。最後にご家族で歩いていたビーチは(おそらく)サヌールだと目星をつけ「まあ行けば何とかなる」って思ったのですが...
知り合いに聞いても知らなくて、サヌールではバイクでゆっくり走りながら探してたのですが見つからずトホホって感じでした。
まあ日頃の行いが良かったかな?カフェモカで朝食を食べた帰りにバイクのガソリンを入れようと止まった瞬間!ウィンドウに柄入りアタがあーるじゃありませんか。
ここは「アチュ・タ・アチュ」というお店でJLラヤ・スミニャックのビンタン・スーパーから南へ300mくらい(道路の東側)緑色のタクシーがよくたむろってる広場(ビン入りガソリン売り場あり)の隣にあります。
日本人ご夫婦はサヌールでお住まいで、アートセンター(デンパサール)近くのお店から最近引っ越してこられたのだそうです。(偶然じゃないとわからないよね)
アタって言うとアシタバが有名なお店なのですが(私はまだ素人なので偉そうに聞こえるかもしれないけれど)手作りのアタはよく吟味?して買わないと仕上げにムラがあるし良いモノはやはり高いし(それはアシタバでも同じ、よーく見て買わないとね)でもこのお店のは柄入りだし仕上げも抜群です。
テレビを見たときも思ったけど、モノにこだわりがあると言うかホントに丁寧に作ってあります。値段的には(他と比べても)高いけれど、アタが欲しいな...って思われてる方は是非ともこの店に行ってみる価値ありです。アタを買うのが初めてって方は他の店でモノをよく見て、それからここに行くことをお奨めしておきます。その方が違いがよくわかると思うからね。アタの写真も載せないでおきます、ご自分の目で実際に確かめて下さい。


DVD

バリの楽しみの一つにDVD映画があります。(コピーだからいけないとは知りつつ買ってしまいます)
あるかな?と思いつつ「ラスト・サムライ」「ファインディング・ニモ」などなど、やはり並んでたので買ってきてしまいました。取締りが強化されたと聞いていたのですが、この手の物はイタチごっこですよね?
(正直に書きますが)店によって値段も違うのでできるだけ路地裏の小さな店で買うようにしています。2日目のチューブスの帰りに(ガンポピーズ2)寄った店では5万Rpと言われ(ラスト・サムライ1枚)何度か値段交渉しましたがダメで「少し値上がりしたのかな?」と思ってそのまま買いました。でも3日目に(連れが土産を買ってたので)何気なく入った店が(JLレギャンのベモコーナー近く)何と1枚1万5千Rp!(しかも10枚買うと1枚無料とか書いてる)店の場所とか関係ないですね。数軒回って相場?を確かめないといけないですね。(前回来た時は1万5千で買ってたのにね)慣れてきた...って思ってる頃が一番危ないってことですか...トホホ
ちなみに「ラスト・サムライ」は5万と1万5千の2枚を買って帰りましたが画質に差はありませんでした。それに英語版(中には中国など他国語字幕に対応してるものもあります)のみで日本語字幕はありません。画質も悪いモノが多いです。まあ軽い気持ちで買って下さい。(当然のことですが帰国時に見つかると没収です)
(もう一つ補足すると)ビンタン・スーパーやマタハリなどで売ってるDVDは15万Rpくらいします。知り合いのバリニーズが言うには「こっちはコピーじゃない」って言いますが、まだ映画館で公開してるのにDVDは正規で売ってないだろう?と思うのですが...画質がどうなのか興味があるのですが(高いので)まだ見比べたことがありません。ご存知の方は教えて下さい。


スミニャック

最終日の土曜日だけがフリーになったのでスミニャック・ビーチ巡りに出かけました。個人的にスミニャックの波が一番好きなのです。
左はガドガドのテラスからの眺めです。
これまでは高級レストラン?でわざわざ高い食事しなくてもいいじゃんって思ってましたが、やはりロケーションがいいしね。(それに日本で同じクラスのレストランだったらもっと高いわけだし、高いシャンパンやワインを頼まなければいいわけだし)ここガドガドでのお奨めは「チョコレート・ケーキ」です。これは騙されたと思って一度食べに行ってみて下さい。(マンゴー・プリンも悪くないですがチョコがピカイチです)サンセットタイムでなければ空いていて落ち着けるし(物売りが寄ってくるけど軽く受け流してください)デザートと紅茶(ビールとか)なら2人でも10万Rpくらいです。お昼前後か夜10時過ぎの遅い時間がいいかな?


右はクデタ。
ここで私達は昼食を食べましたが、ドリンクだけオーダーしてチェアーでゴロゴロするのもお奨めです。(もちろん昼間にってことですが)
(あくまで個人的にですが)食事をするならガドガドよりはクデタ。値段はあまり変わりません(ワインなどはクデタのほうが高級品?高いものが多い)ぶっちゃけて言わせて頂くと(デザートは美味しいのに)ガドガドの食事は(少なくとも日本人である私の口には)合いませんでした。(それにカクテルも水っぽくてイマイチです)まあ食事したのはずいぶん前の話しだし味も変わると思うので機会があればガドガドでまたトライしてみようと思いますが...
この後、ザ・レギャン(ホテル)に行ってフローズン・ダイキリとピナコラーダを飲んできました。(ここのカクテルが一番美味しいと思う)
昼間のスミニャック・ビーチもお奨めですね。サンセット・ディナーはジンバランのイカン・バカールに行って、昼はスミニャックのレストランでゴロゴロっていうのも良いのでは?


海を見ながらゴロゴロして一年ぶりのバリを楽しんできました。やはり人間にはリラックスするリゾートの時間が必要なんだなとしみじみと思いました。日本に帰って頑張って仕事してまた来ようって思いました。みなさんもそんなこと思う時ってないですか?


帰国

冒頭にも書きましたが今回はパッケージを利用しました。料金の安さが魅力ですね(世の中間違ってるとは思うけど)知り合いに旅行会社の人がいるのでジャルパックを利用しましたがHISなど探せば4万円台後半ってもっと安いのもありました。
PEXよりずっと安いので一番安いパッケージを利用してホテルはお気に入りのを別に取るのがいいかもしれないですね。空港に着いて(パッケージの)現地係員に「別のホテルに泊まるから、連絡先はココね」って言えば(別に取ったホテルからも迎えをオーダーして)いいしね。この辺りの事情を知っている(リピーターの方)には良い方法かもしれません。
で、帰りの飛行機ですが2時間出発が遅れました。(往復ともEXIT SEATが取れたので前に座ってた)CAの方や、帰国後にJALやジャルパックにクレーム?をつけたので内容を説明すると...
事の起こりは28日水曜の関空発JL713(私達の乗った次の日の同じ便)が機体故障でキャンセルになったそうで(ちなみにキャンセルになって旅行自体を取りやめるならお金は返ってきますが、そのまま旅行を続けるなら一日旅程が減ってお金は返ってこないそーです、パッケージだとつらいよね)その影響で土曜日の関空発が2時間遅れたのだそうです。
通常運行の関空発デンパサール行きは台湾(か中国だったと思う)から関空に着いた便がデンパサールに行って、ジャカルタ経由で関空に帰ってくるって運行をしていますが、キャンセルの影響でこの土曜日の便はホノルルから関空に着いた機体をデンパサール行きにしたのだそうです。
問題?はここからで、土曜日関空発DPS行きは前日金曜から2時間遅れがわかっていたので利用客に周知を行っていたのだそうです。でも(バリ島にいて当然2時間遅れの便に乗ることがわかっている私達には)何の連絡もなく、遅れを知ったのはDPS空港のチェックインカウンターでした。(おかげで4時間も空港で待たされちゃったよ)遅れがわかってたらどこかで食事でもできたのにね。
帰国後まずJALに(こちらはメールで)問合せると、前日から遅れがわかっていたので現地連絡先がわかっていた客にはJAL側から連絡をした、パッケージの客に対しては旅行代理店に対し連絡をした...とのこと(JALには問題はないわけだ)
次にジャルパックに(こっちは電話で)問い合わせると、遅れの連絡は入っていたがホテルの出発が18時過ぎと遅いことから空港までの車中で説明して空港で待ってもらうことにした...との回答。「そんなの車中で説明なんか受けなかったよ」って言うと「えっ、私どもには周知したと現地旅行会社から報告がきておりますが」なんてね。良くも悪くもバリニーズってファジーだからね。その程度のことって思う人の方が多いだろーね。(ちゃんと仕事しろよラマ・ツアーズ)これは現地係員(私達を送迎してくれた人)の問題ではなく全体的なものだと思う。だって(冒頭に書いた卒業旅行グループも含め)他の客達も「どーして遅れるの?」ってザワザワしてたから。まあ、これ以上言っても仕方ないので「パッケージの客が全てバリが初めてとは限らないから、遅れがわかってたらって思う人も多いと思うので次回からは周知して下さい」とお願いしておきました。
ジャカルタの乗換えで搭乗口に告知板があったけど理由欄には「ARRIVAL LATE」(到着遅れ)って書いてあるだけ。そんなのわかってるよって感じだよね。(もちろんチェックインカウンターでも理由を尋ねたけど「到着が遅れてます」って言われた)JAL側には、遅れが出ると機体に何か問題が?って不安になるので事実を詳しく報告して下さいって(これまた未来に期待しますってことで)お願いしておきました。


なんか煩い小姑みたいな話に聞こえるかもしれませんが(別に怒鳴ったりしてませんよ)こういう小さな積み重ねで快適な旅行ができていくって思うので皆さんもクレームって言うか要望はどんどん出した方が(お互いの未来のために)良いのでは?と思います。
(個人的な意見ですが)一時のJALなんてムカつくスタッフばかりでバリで楽しく過ごせても行き帰りはイライラしてたけど、ここ数年はホントに皆さん(CAやカウンターなど実際に客に向き合うスタッフの方)対応がよくなってきたなーって思います。今回のような問題は見えない所でデンと座ってるお偉いさん?の問題なんだと思うのです。
まあ毎回いろんなことがあるなーって思いながら、でも今回もリフレッシュできた良い旅行でした。

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