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バリ島 旅行記 2000年11月 うがい薬を探して

えーと、このお話しは半年ほど前の一通のメールからスタートします。
「いただいたメールから」というコーナーに載せていますが、この「うがい薬」を、これまたウロウロと探したわけです。...とは言っても、アロマグッズを探す道すがら色々な所を巡ったわけですが、これもなかなかの経験だったのでご紹介したいと思います。
うがい薬「見つかるかどうか判りませんが、できるだけ探してみますね」とDさんにお断りした上で、送って頂いたのが左の写真です。
デンパサールの薬局に行けば何とかなるだろう...と思っていましたが、これがなかなか思ったようにはいかないものですね。
最初に行ったのは確かサヌールの薬局だったと思います。
(この写真をプリント・アウトして持って行ったので)店員さんに見せて「これ!」と言いましたが「ない」とつれない返事。
サヌールだったし、まあどうにかなるさと最初のうちは元気も良かったんだよね...(もちろん今から思えば)
ところがクタの街にもデンパサールにもない...「これは真剣に探さないと!」と本格的に探したのが木曜日。
「ない!」と言われると意地でも探してみたくなるのが人情ですよね?


木曜日、まずはホテルのスタッフに「デンパサールで一番大きい薬局教えて」と尋ねタクシーで向かいます。「キミア・ファルマ」というデンパサールのマタハリ・デパートの近くでした。(写真を撮っていない!残念...)
ここにも無い!このお店では「うがい薬なら、こっちが良いよ」とオーラルBという透明のボトルに入った緑色の液体のヤツを勧めてくれました。(うがいをしたいんじゃ、ないんだよね...)
うーん。デンパサールで一番大きな薬局にもないのなら...半分諦めていました。何気なくタクシーのドライバーに「これ探しているんだけど、知らない?」と言ったところ「それじゃあ、病院へ行こう」と連れて行ってくれたのが写真の病院です。
地図を見せて確認しましたが、ウダヤナ大学の近くらしい...という以外はわかりません。このドライバーの英語がとても怪しい!(私達の英語も怪しいので相乗効果!)病院の名前も聞いたのですが、ものすごい発音の名前(聞き取れなかった)で、とても書く勇気がありません。
デンパサールで一番大きな病院だそうで、ここより大きな病院があるけれどそれは軍の病院だから一般人は行けない...とのことです。(これも怪しい?3人の会話なので、こう言ったと思うレベルのことで、真実はわかりません)
私達夫婦も色んな所に行ったけれど、病院...事故にでも遭わないと普通は来ないですよね。


左の写真が薬局。ドライバーにお願いして一緒について行ってもらいました。
中には白衣を着た女性ばかり10人ほどのスタッフと、(たぶん)処方箋を持って薬を待っている現地の方々が20人ほど...
ここでも写真を見せて尋ねましたが、やはり無いとの事でした。持って行ったもう一枚の写真には、うがい薬の内容成分が写っていて、病院のスタッフの1人がそれを指しながら何事か色々と説明してくれたのですが、英語ができる方は一人もいない...(頼みの綱の)ドライバーは首を振るばかり...ヤレヤレ
そんな時、薬を並べてある棚に緑色のボトルを見つけたのです。


「あー!似てる!」夫婦で叫んだのは言うまでもありません。
このボトルを手にとって病院のスタッフは、また色々と説明してくれるのですが、やはり何を言っているのか判りません。
「えーい!ここまできて手ブラで帰れるものか!」とりあえず似てるし、買って帰ってから調べることにしました。
この間15分程だったと思いますが、最終的には病院のスタッフの殆どが私達の所に来て、あーでもないこーでもないと対応してくれました。(もちろん他の方たちは薬を待っていたわけです、申し訳ない)
バリの人達は(本当に)どこへ行っても明るく陽気で「何だ?何だ?」と集まってくれる方達です。


ホテルに帰りスタッフに聞いてみると「これは口臭消しのうがい薬だ」とのことです。なーんだ違うのか?Dさんにもブツをお送りして、暇な時に成分など訳してお知らせしますよ...とお約束していますので、また真実がわかり次第ご報告しますね。(何だかXファイルみたい)


...といった訳で、これがうがい薬を探す旅のご報告です。
この後も薬局らしきお店を見つけるたびに、写真を見せて尋ねましたが結局赤いのは見つかっていません。あるお店では電話帳ほどの厚い薬品リスト?を調べてくれて「これはジャカルタに行かないと売ってないよ」とも言われました。
それにクタの街などの薬局で、この緑色のヤツは売っていましたので、病院まで行かなくとも手に入れることはできたわけです。
でも、これはこれで面白い経験になりました。また一つ笑い話が増えたわけです。


ちなみに病院で買ったのは1本8500Rpでしたが、同じモノがクタの街などの薬局では3倍近い値がついていました。
「これ高いんじゃない?」と事情を説明すると「デンパサールからここまで持ってくる手間賃だよ」と明るく話してくれました。(まあ、いいけどね...)
もし、赤い「うがい薬」の事をご存知の方がおいでましたらメールでお知らせください。


今回の旅行記はページを分けました。次のページも読んでくださいね。
バリ島 旅行記 2000年11月
アロマ・グッズを探して...

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