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バリ島 旅行記 2002年10月 帰国後作成

このページは帰国後に作成しました。
今回の旅行記はバリ島で更新していたのです。リアルタイム版はこちらです。


レギャン通りのテロ(やはり最初に書かないとね)

今思い出しても不思議な?一日です。現場近くにあるチューブスってパブでメールで知り合ったご夫婦と飲んでました。とても眠たくて時計を見ると23時10分前(これは確かに覚えてる) 「まだ早いよなー」と思いつつもどういうわけか「そろそろ帰りましょうか」って言って(チェックして入り口にあるサーフボードの所で記念撮影して)帰ろうとしたのです。 いつもならもっと飲んでるのにね。
持ってた時計が少し進んでいたような気もするけど(それでも)爆発の10~15分前にはタクシーを拾ってクタを後にしている。 おそらくタクシーがジンバラン・エリアに入ったくらいで爆発が起きた計算になります。
帰国前日19日の夜(チューブスがどうなっているか心配で)現場付近に行きましたが、まだ通行止めは解除されていませんでした。 レギャン通りの北は(北から南への)一方通行が始まる交差点(福太郎のあるパラディソホテルの少し北)からベモコーナーまでが通行止めです。バイクは多少は入っていけますけどね。
立入禁止区域はマカロニクラブの前あたりから(北は行ってないので分かりませんが)おそらくマタハリ・デパートあたりだと思います。
ちょうどメガワティ大統領が視察に来ていた時に現場に居合わせました。目の前10mくらいでした。(左の写真)後ろはコンビニのサークルK(右の写真)後ろはマカロニクラブ、どちらも大破していました。


バリ島はメガワティさんの支持基盤。全てのバリニーズが彼女を支持していると言っても過言じゃない。当然、一目見ようと集まっている人も半端じゃない。 黒のランクルでやって来たメガワティ大統領はこの写真の所で車を降りて現場に向かいました。ここから南へ50mくらいで集まったバリニーズは通行止め。 外国人である私達は(意外と何のとがめもなく)現場近くまで入ることができました。別にプレス章を持ってるわけでもないのにね。でもこの付近は銃を持った兵士がウヨウヨ、写真を撮るだけでもドキドキしていました。


左の写真はデンパサール市内にある遺跡のような寺院のような場所(地元の人に聞いても何の建物か不明)オーストラリア大使館なんかも花輪でいっぱいでした。 右の写真はレギャン通りの沿道にある寄せ書き。現場周辺に白い布がずーっと張られてあって日本人の寄せ書きもありました。


左の写真はガン・ポピーズ2からレギャン通りに向けて撮ったもの50mくらいです。右の写真はチューブス。門は閉まってました。 見た目には被害はなさそうなんだけど中は真っ暗で何も見えない。
現場から半径100mくらいのお店はほとんどが全壊状態で店もクローズしています。早くお店が開けるように(元のような賑やかな街並みに戻るように)祈っています。

 この事件から旅行はまだ1週間残ってました。急遽帰国された日本人の方もおいでたようですが私達は旅程通りバリで過ごしました。知り合いの方を訪ねるくらいでほとんどはホテルのプールサイドで過ごしましたけどね。
バリ島で更新した旅行記のページでは「バリニーズはいつもと変わらず...」まるで能天気であるかのように書いていますが、彼らも(ものすごく)卑劣な行為に対して怒っているし、被害に遭われた方のことを悲しんでいます。 (ただバリが安全であることを強調したかったのです)
ここから先はいつもの旅行記のように楽しかった出来事などを書いていきます。不謹慎なのかもしれませんが私は生きていてまだ未来のある人達のことが心配です。(政治的なことなどは偉い人達にお任せします) 彼らにも生活がある以上これから先の観光客の激減に大きな不安を持っています。少しでもバリに観光客が戻って(彼らにとっても私たちにとっても)楽園であって欲しいと願うばかりです。


ドリーム・ランド・ビーチ

青い海のビーチで一日中ゴロゴロしたい人にはお奨めですね。サーフィンもできるしね。
場所はジンバランとウルワトゥ寺院の中間から北西に進んだ海岸。まだまだ人も少ないし絶好のゴロゴロ・ポイントです。 まずはジンバランからJLラヤ・ウルワトゥをウルワトゥ寺院の方向へ(一本道ね)5kmくらい。(私はバイクで険しい上りの道だったし20分くらいかかったけれど) 道の左側にポリシー・ステーション(ポリスのインドネシア語ね、見過ごしそうな小さな交番)があり、そこから300mくらいで右に廃墟?の入り口が見えます。


左の写真の石像(ケチャに出てくる猿?)が廃墟の入り口に建ってます。そこからはずーっと(バブルの後?の)開発途中で忘れ去られたままの広大な土地をひたすら走ります。
この開発は TOMMY SOEHARTO PROJECT というらしく、しばらく行くと(下の左の写真)料金所?があり5000Rpを徴収されます。(一人当たりか1台につきかは不明、私達は1万Rpとられた) 元大統領の名前を冠したプロジェクトは開発途中で中断し、今の政府も地主に何もしてくれないので私達は皆さんの通行料で家族を養っている...ムニャムニャみたいなことが通行料のレシートに書かれていました。 お願いしますとか書いてるんだけど、この料金所でたむろしている連中はそんな謙虚な態度じゃない。ゲートまで作って「さっさっと払えよな」みたいな横柄な態度。まあ腹は立つけど仕方ない。


...で料金所を過ぎてまたしばらく行くと三差路で(上の右の写真)カンバンがでてる。左がDREAM LAND BEACH 右がBALANGAN BEACHとなってました。両方行ってみたけどバランガンはサーフ・ポイントのようです。 (砂浜まで降りてないから分からないけれど)ドリーム・ランドはカフェも数軒あるしそちらの方がゴロゴロ向きだと思います。


(崖の上に着くから急な階段をしばらく下りないといけないけれど)青い海と白い砂浜が待ってます。通行料を払う価値は充分にあります。ここで飲むビンタンビールがまた格別です。ぜひとも足を運んでみてください。トップレスの女の子がいっぱい...と聞いていたのですが残念ながら?この日は見かけませんでした。


バイク

今回バイクは(思いっきり)乗りました。毎日ガソリン給油してたくらい。クタ周辺やデンパサール市内は渋滞するからバイクが便利。その他の所なら車の方が日焼けしないしイイかもしれない。
チョイ乗りならイイけれど少し遠出をするつもりならウィンドブレーカーとか長袖のものを用意しておくべきです。手の甲から腕、肩にかけて思いっきり日焼けします。日焼け止めなんか屁のツッパリ?くらいにしかならないからね。
(たぶん日本人だと思う)バイクに乗ったカップルが(スミニャックだった)急に止まって二人で店のほうを指さして話してる。買い物なんかにもバイクは便利だけど道路で走行中に止まるのは危険です。渋滞の原因にもなるしね。 最近は路側帯に駐車スペースもできているし必ず後続車の邪魔にならない所によけてから止めること。ホントに危ないよ。事故とか増えると(取締りとか厳しくなって)後の人にも迷惑かかるからね。 このカップルは話に夢中で気がつかなかったかもしれませんが、すぐ後ろの車が慌ててハンドルきってた。危なかったよ。
右の写真はクタビーチで海を見ながら休憩してたらマリファナ売りのお兄さんが声をかけてきたところ。
日焼けはするけどTシャツで乗ってると(旅行者くらいしかこんな格好でバイクに乗らない)回りが気をつかって?くれて運転も楽かもしれない。モタモタしててもクラクションあまり鳴らされないしね。
ちなみにマリファナ売りには本当に声をかけられた。今回クタ・スクエアからベモ・コーナーまで歩いた時は15人くらいに誘われた。(やりそーな顔してるのかね?) ブツを持ってるヤツは全員声をかけてきたんじゃないかと思うほどです。「向こうに若い日本人いるじゃん、あっちに声をかけなよ」って言っても傍から離れない。困ったもんです。
ちなみに相場は(買ってもいないし値段交渉もしてないからわからないけれど)マッチ箱サイズで20万Rpっていうのが多かった。どこまで下げるのかねー。
バイクのレンタル料金は一日3万Rp前後(2万ってのが聞いた中では一番安かった)ホテルに頼むと5万Rpから10ドルくらい。保険がついてるか確認した方が良いと思います。
ガソリンは街でビン売りしてる所だと1リットル2500Rp(他のページで2リットルでと書いてるけどおそらく間違い)スタンドは1500Rp弱だそうです。 スタンドの方が安いけどバイクはいつも混んでるしビン売りの方が便利です。ただ旅行者だと高い料金を言われる時があるので最初に確認してから入れてもらうこと。


ジンバラン

イカン・バカールに毎回訪れてはいますがジンバラン滞在は今回が3回目。前の2回はバイクにも乗っていなかったので気がつかなかったけれど街にカフェやショップなどお店が少ない。 ホテル滞在型のエリアなんだね。みんなホテルから出ないから回りにお店もできないんでしょうね。イカン・バカールがあるから夕食にはあまり困らなかったけれど(特に朝食が)カフェが少ないので困りました。 まあ高級ホテルが多いエリアだから関係ない人が多いかな?


ジンバランのパサール・イカン(魚市場)は活気があって面白い。もし機会があれば覗いてみてください。
午前中の少し早めの時間がイイみたい。船から下ろした魚を市場や砂浜で売ってます。
キッチン付のヴィラなどで泊まっている方はここで魚を買って帰って調理してもらうとイイかも?今回私はトライしませんでしたが次の機会にやってみようと思ってます。
たぶん言葉は通じなさそうだったから電卓か筆記用具持参だね。
今まで見たときのないような魚もいました。でも大型の魚は少なく(ロブスターも意外と見かけなかった)アジやイワシのような小魚が多かった。
ジンバランには魚市場以外にも野菜・果物・日用品を売っているパサール・ジンバランもあります。こっちはホテルの行き帰りなどで車から見かけた人が多いかな? まあ市場は楽しいからね。ぜひ一度は見学に行かれることをお奨めしておきます。


美味しいお店

今回の旅行で見つけた美味しいお奨めのお店を料金的なことも含めてご紹介します。 とは言っても、ほとんどは今まで行ったことのある所ばかり...いつも新しい店を開拓しようとは思っているのですが申し訳ない。

 まずはミー・アヤム(ラーメン?)のお店。マニスのマリさんの所で働いている食道楽な女性が奨めてくれたアカイというお店です。 デンパサール市内JLラヤ・ププタンのロビンソンやマタハリがある所から西へ500mほどにあります。写真のように黄色に赤字の店名カンバンと赤い赤色灯が目印。道路北側です。
ミー・アヤムは色んな店を食べ比べしたくなるほど美味しい。でもこの店はガイドブックに載ってないから鳥市場近くのプランギの方がわかりやすいしイイかもしれません。どちらもグッドです。
このアカイ近くは夕方以降になるとケレポンやタコなどの美味しい屋台のデザート屋さんが立ち並ぶので、ラーメン+デザートのお奨めコースではあります。 でも少しローカルになってしまうので興味がある方のみ探して行ってみて下さい。(ご自分の責任の範囲でね)探して行く価値はありますよ。


このアカイもプランギもジャカルタ風。(他にもジャワ風とかあるらしい)麺とスープが別で出てくるから麺にかけて食します。 写真もそうだけど肉団子バッソ(BAKSO)はお好みでチョイスして下さい。あとはテーブルに置いてある唐辛子を好みで入れて(少しの量で思いっきり辛いから注意)汗をかきながら美味しくいただきます。 ちなみにアカイにはビールなどアルコールはなかった。プランギにはビールがあります。
1杯が8000Rp前後(バッソ入れるとかで変わってくる)ちなみにバリニーズのお昼ご飯なの?って尋ねましたが、銀行や航空会社に勤める人(いわゆる花形職業?)で月給が100万Rpくらい、 そんな人達でも毎日の昼食に...とはいかない金額だそうです。週に1~2度特別な日に(今日は奮発するかーって日)食べに行くのだそうです。

次にフルーツ。いつもスミニャックのビンタンなどスーパーで買ってます。(市場も安くていいんだけど虫がついてたりするからね)
右の写真は空港の前の道とJLラヤ・クタが交わる3差路の交差点角にあります。馬車に乗った?大きな石像のある交差点の所。(前々からタクシーとかで通るたびに気になってたんだよね)
今回は2度ほど行ってマンゴスチンやマンゴなど買いましたがハズれなしとても美味しかった。
例えばマンゴスチンがビンタンスーパーではキロ2500Rpだったのに、この店ではキロ1500Rpでした。安いし美味しいよ。
この店で気付いたんだけど、金額など数を英語で話すとき(下の桁は言わないで)最初だけ言う人が多くなったように思います。例えば5万なら50(フィフティ)だけ言って千(サウザント)は省略する具合にね。 でも5千でも50(フィフティ)だけ言って百(ハンドレット)を省略するからお互いに大体の金額が分かってる場合だけどね。
この店にはじめて行った時マンゴスチンを1キロ買って「いくら?」って聞くと「フィフティ」って返ってきたからエッと思って(特別に高級なマンギスかと思った) まあ袋にまで入れてくれてたからイイやって思い5千Rp札を渡すと「ウェイト」って言って店の外に飛び出していった。 「ちょうどなのに何なの?」って思ってたら3500持って帰ってきた。(お釣りがなくて隣の店で両替してたらしい)もう一度聞くと「15」なんだよね。発音が悪いのか耳が悪いのか?


朝食...は、やっぱりスミニャックのカフェ・モカだね。
今回も色んな所に行ってみたけどモカ以上の所は見つけることができなかった。(誰かご存知の方は教えてください)フルーツジュースやジャムは日によって波があるけどパンは最高に美味しいです。 JLオベロイにザ・ベーカリーって(ごたいそうな名前)新しい店ができてたので行ってみたけどイマイチでした。
今回は(レギャンに泊まっている)ほとんど毎日、写真のフレンチBFをオーダーしてました。(ジュースとコーヒーそして好きなパン2コをチョイスできる) いつも選んでたのはノーマルのクロワッサンとチョコの入ったチョコレティーナというクロワッサン。疲れて甘いものが欲しいなと思った朝にはお奨めです。
ちなみに5回寄った中で1回だけ「アーモンド・クロワッサン」というのがありました。少し高いらしくフレンチでチョイスするとダメって言われました。 (もちろん追加料金払って食べましたが)これ独特の風味があってとても美味しいです。ラッキーなあたたがこの店で出会うことができたら是非とも食べてみて下さい。
スティックになってる(名前みてないけどクロワッサン生地を揚げたような?)パンも美味しいのでお奨めです。まあ色々食べてみて自分のお気に入りを見つけてください。


ジンバランのイカンバカールは(もう一つの旅行記の方で書いたけど)色んな店を覗いて値段交渉をして下さい。今回「バリの観光地値段って奥が深いなー」と思い知らされたことの一つです。
ちなみにクラム(はまぐり)がキロ2万RP、その他の魚など(ロブスターは食べないので不明)キロ3万Rp以内になれば(値引き成功?)お得だと思います。 カップルでビールも飲んでお腹いっぱい食べて25万Rp前後が一つの目安かな?(相撲取りみたいに大食いの人は別だよ) 日本人とか観光客用のメニューと別の(彼らは地元の人用と言ってた)メニューがあるのには本当にビックリしました。まだまだ甘いなーと反省?しました。
それとビーチ最前列に席を取っている場合の注意!今回初めて経験しました。「今日は波が高いなー」とは思っていたのですが「まさか波ここまで来ないよな」店の人がテーブルをセットしているわけだしね。 安心してた頃に思いっきり波が来ました。サンダルは流れていくし(一緒に行ってたMさんのカメラは水没)くれぐれも注意して下さい。持って行った荷物は椅子の上に置く方が万全です。
右の写真は2001年12月から毎回演奏してもらってるバンドマン。今回で3回目。パーカッション担当の彼は会う度に髪が伸びて日本語が上手になっている。 (そして演奏も上手になっている)ボブ・マーレイなんか演ってもらうと最高に似合ってるので機会があれば彼らを探してみて下さい。ハハハ...
(経験では)パサール・イカンに近いエリアのお店で7時以降(暗くなってから)お店の人に「バンドの人いる?」って聞くと探してきてくれると思います。 ちなみに3曲で2万Rpのチップをいつも払ってます。(1万で充分だと聞いてるけどまあ気持ちね)

もう一つイカンバカールでの(これは本当に)お奨め!
ご存知の人も多いと思うけどビーチに並んでいる屋台のとうもろこし屋さん。前々から気になってたんだけど今回初めてトライ。たっぷりのバターと甘辛のソースを塗ってくれる。これはバカウマです。 コーンは粒も小さく貧弱なんだけど味が深くて美味しいしスパイシーなソースが絶妙です。辛いのがお好みの方は「辛いのが好き」と言って多めにソースを塗ってもらうとイイですね。
お値段は1本1万Rp。街の屋台で同じものは(現地の人が買いに行った場合)2000Rpだそーです。まあ交渉好きな方はどこまで下がるかやってみて下さい。 2年位前までは交渉に命かけてるってくらい思いっきりディスカウントしてたけど最近では妥当な線なら言い値を払ってます。交渉より色んな話をする方が楽しいしね。「もっとソース塗ってよー」とか言えるしね。
写真にも写ってる蒸しピーナッツも柔らかくて美味しいです。(炒ってあるピーナッツとは味わいが違います)この時は一袋(20コくらい)5千Rpって言われたから(さすがにそれは高すぎる) コーンも2本買ってたし2千Rpに値切りました。相手も高いのわかって言ってる?からスムーズにいくんですよ。
イカンバカールの楽しみがまた一つ増えました。ぜひお試しあれ。

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