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Island Yossy ブログ バリ島のことや日々の覚え書き - 2009年6月15日

バリ島 リッツカールトンの真実

今年の4月にバリ島のリッツ カールトンは
アヤナ リゾートという名前のホテルに変わった
裏事情というか どうしてなの?っていう話


実は このブログの内容は先月5月9日にバリ島滞在中に
アヤナ リゾートへインスペクションに行き アヤナのスタッフから話を伺いアップした
( 最近の検索エンジンはクロールが早いからかな? )
ブログをアップして6時間後くらいに 削除依頼のメールが届いた
この内容を掲載する日本の雑誌社からアヤナのスタッフ経由 ( 私が話を伺った人 )
雑誌の発売以前に同じ内容が出るのは具合が悪い...とのことだった
個人が運営するブログまでチェックしてるの? とは思ったけれど
誰かに迷惑をかけるというのは本意ではないので ブログは削除した


5月9日の10時間くらいは掲載されていたので
何人かの人は読んでくれたかもしれないけれど
まあ なかなか興味深い話でもあるので再掲することにします
雑誌が出てから1週間ほど経ったし 名前も出さないので
今度は削除依頼は来ないでしょう...
興味がある人は 今書店に並んでいる雑誌なので買い求めに行ってくださいな



以下、その時のブログの内容を一部修正して掲載します


バリ島の新情報ってことでリッツのことを書きましたが
これは噂というかガセネタであったことが判明...失礼しました
個人のブログだからって 人から聞いた話を確認もせずに書くのはよろしくないですね
( 未確認ですがと書いているのがせめてもの救い? ) 反省します


今年4月からジンバランにあるリッツカールトンはアヤナというホテルに変わった
リッツカールトンのオーナーはインドネシア人 ( マネージメントはリッツ )
数年前からリッツの株式のほとんどがマリオット・グループのものになった
必然的に?リッツはマリオット・グループの傘下に入った
そして ブルガリがバリ島にオープン (ブルガリもマリオット・グループ)
もともとリッツをバリ島にオープンさせる時に
「 同じグループのホテルをリッツ以外にはバリ島に作らない 」 という契約もあったらしく
インドネシアン・オーナーが怒ったらしい


「 そんなに言うんなら 裁判でも何でもやれば 」

(という言い方をしたかどうかは知らないけれど)
アメリカで裁判が始まって 結局はインドネシアン・オーナーの勝利
アジアの ( リッツという大きなグループからすれば )小さなオーナーが
世界的なホテルグループと裁判で勝利したというのはアメリカでは大きな話題となり
ホテルマンの養成学校などではカリキュラムのテーマの一つにもなっているのだそうだ
( 日本ではそれほど話題になっていない )
リッツ側が早々と 「 バリ島のリッツはなくなります 」 とアナウンスしたこともあって
インドネシアン・オーナー側に非があったような噂が流れたようだが
真実は 「 大ホテルグループと それに抵抗する一人のオーナー 」 ということらしい
まあ 他人の噂とは恐ろしいということですね



...と こういったブログを書いていた


裁判での判決はインドネシアン・オーナーの完全勝利
賠償金 (懲罰金) は1,000万ドル (10億円!) + 弁護士費用
面白いのは
裁判後 リッツ側はマネジメントの継続を言ってきたそうだが
インドネシアン・オーナーは 「 信頼が無くなった 」 と契約を打ち切る
新たなマネジメント先は ( 大手も含め どことでも契約できただろうに )
失礼な言い方だが 名も無いウエストベース・グループというところ
ここはホルスト・シュルツさんというホテル業界では伝説的人物が経営
シュルツさんはリッツの創業時の社長でもあるし
リッツカールトン・バリがオープンする時にも関わっていた
ホテルを経営する上でも ブランドというものは大切なものだろう
そういったものを捨ててでも
インドネシアン・オーナーは信頼とか誠実といったものを基準にして選択している


顧客第一主義といったことで人気のあるリッツカールトンが
大ホテルグループに属して儲け主義に走っているのか?
...なんてことは言わない それはこれからの歴史が判断することでしょう


ホテル業界事情とかブランドとかパンピーな私には縁のないことですが
そのホテルが良いホテルかどうか?なんてことは
数時間のインスペクションでもわかるものです
( 正確には良いか悪いかはすぐわかる 中間はとてもファジーですけれど )
もしホテル選びで 「 リッツじゃなくなったから 」 と迷われているのなら
そんなことはまったく心配ありません
個人的にもおすすめできるホテルの一つです


バリ島 リッツカールトンの真実

上の写真は5月に撮った工事中の海に浮かぶバー
6月に完成予定とのことだが 「 ほんとかねー 」
「 みなさんに言われますが 当ホテルはこれまで完成予定が遅れたことがありません 」
...とのことでした
場所はビーチに面した海水を使ったパブリックプールのお隣
ニューヨークとかのオシャレなバーやレストランを手がける建築家のデザイン
スパ・オン・ザ・ロックのお酒が飲めるバー版 ( ネーミングがイマイチ? ) といったところ
完成が楽しみですね

バリ島 リッツカールトンの真実

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